• シャトー酒折ワイナリーからお届けするワイン生産者の”ナマ”の声が満載のブログです。

今日の製造現場
  • 2012/10/03
  • 共同作業

  • ブログの時は春で止まっていましたが、ワイナリーではもちろん、2012年の仕込みが始まっています。
    今夏は猛暑で雨が少なく、ブドウの実は元気に育ちました。病気の流行もなく、ワイナリーに届くブドウはどれもとびきりいい状態で、2012年はグレートヴィンテージだということです。

  • 今日(2012年9月29日)は、甲府市内で収穫された甲州の搾汁を行いました。
    コンテナに入ったブドウを除梗破砕機に送り込むと、ブドウの梗(実のついている茎の部分)が取り除かれ、果汁はタンクにたまっていきます。空になったコンテナは排出口から押し出されてくるので、次の収穫で使えるように、すぐさまきれいに洗浄します。

    verifi%20machine.jpg
    コンベアの最終確認中

    sugi%20yasu.jpg
    本日の積み込み担当 杉山くん(手前)と安中くん(左奥)
    安中くんは2012年7月から製造部・新メンバーとなりました

    今日届いた甲州は、10トントラックに満載された870コンテナ(8700Kg)。
    途中アクシデントにもみまわれましたが、奇跡的に解決し、午前中に無事終了しました。

    fujimoto.jpg
    本日の洗い担当 藤本さん

    shinkai.jpg
    2012年6月からの製造部・新メンバー 新海くんも洗い担当

    image%20avec.jpg
    ijimashinyasu.jpg
    アクシデント発生! 高圧洗浄機が止まってしまいました

    achetez1.jpg
    achetez2.jpg
    「社長 新しい高圧買って下さい!」と訴える齋藤さんと、必死に修復を試みる井島部長

    すぐには直らなかったため、高圧洗浄機1機と水道水+スポンジで対応
    その間に、井島部長が執念で機械を修復し、途中から作業のスピードを回復することが出来ました


    この搾汁作業だけが、ワイン造りで人間が担当していることなんだそうです。
    このあとは酵母が糖分を食べ、アルコールを生成することで、ブドウの果汁がワインになります。人は、酵母の働きをサポートしたり、元気がないときに手を貸すことしか出来ません。
    畑では好天候のもと、栽培家の努力によって、ブドウの木が見事に甘く熟した実をつけました。
    ワイナリーでは今、酵母が最高の仕事をしてくれるように、醸造家たちが毎日発酵の状態を注意深く管理しているところです。
    2012年が、本当のグレートヴィンテージとなりますように!

    yamashina.jpg
    初めて高圧洗浄機を使わせてもらいました
    体が後ろに突き飛ばされるような、強い水圧です 取り扱い注意

    臨時製造部アシスタント 山品

トラックバックURL
  • http://www.sakaoriwine.com/blog/kanri/mt-tb.cgi/299
トラックバック一覧