- 2011/09/26
発酵の行方
こんにちは。
最近、急に更新回数の増えたシャトー酒折のブログです。
今ワイナリーでは、2011年ヴィンテージのいろいろなワインの仕込みが続々と行なわれています。
-
昨年に引き続き、シルバーウィークの2日間、製造部の仕事に参加させてもらいました。
昨日は酒折地区のにごりワインとなる、甲州の集荷と搾汁をしました。他にも、すでに発酵がはじまっているワインがたくさんあります。
現在発酵中のそれらはまだ、どんなワインになるか分かりません。
毎日管理してテイスティングしていますが、中には、「どうしちゃったのだろう?」という経過を示しているものもあり、ワインメーカーを悩ませています。私は料理に失敗することはよくありますが、ワイン造りもまた、そんな風にうまくいかないかもしれない、という危険と隣合わせなのだということに驚きます。
もちろんヴィンテージによる味わいの違いはあるでしょうが、ワインがちゃんと出来上がらないかもしれない、などとは心配したことがなかったからです。年によって違う気候や栽培方法により、実る葡萄は毎年ちがうものとなり、醸造でも酵母を変えることなどによって、発酵の仕方も様々に変わるそうです。ある効果をねらって酵母を選択しても、思惑どおりにはならなかったり……
ワインメーカーが目下、頭を悩ませているあの(人気)ワインが無事に仕上がるのかどうか?!、どんな味わいのものになるのか??、とても気になります。
すでにワイナリーでは、今年仕込んだ新酒、マスカットにごりワインの販売が始まっています。次にデラウェアにごりワインも登場し、11月3日には、いよいよ甲州にごりワインの解禁日を迎えます。
フレッシュな新酒をぜひ、秋のおいしい食材とともに楽しんで下さい!山品
- http://www.sakaoriwine.com/blog/kanri/mt-tb.cgi/279