• シャトー酒折ワイナリーからお届けするワイン生産者の”ナマ”の声が満載のブログです。

今日の製造現場
  • 2008/05/30
  • ど根性葡萄!!!????

  • 5月14日の出来事でした。


    こんなのを見つけました。

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    コンクリートの境目から出現。
    引っこ抜いたら、なんだかゴボウのようでした(笑)

    5月23日の出来事。


  • 今年シャトー酒折では、メルローを植えていた場所を、シャルドネに改植します。

    その為、池川さんと、荻原さんと、三崎君が緑枝接ぎをして下さいました。


    0523%E2%91%A5.jpg

    緑枝接ぎとは、当年生の新梢を穂木として、同じく切り戻して出させた新梢を台木として接ぎ木する方法。
    新梢同士の接ぎ木ですから、活着が良いそうです。
    接ぎ木の活着は、台木、穂木の削傷面に形成されるカルスの癒合で行われます。

    カルスとは分化していない状態の植物細胞塊で、後に与えられる植物ホルモンの種類や濃度によって、カルスから分化してくる組織が違ってきます。この性質は、人間で言う胚性幹細胞(ES細胞)のことで、分化全能性をもっています。


    で、話は戻って。

    接ぐ枝を丸坊主にした様子。

    0523%E2%91%A0.jpg

    ↓↓↓↓

    0523%E2%91%A1.jpg

    丸坊主にした枝の一部。
    これは、シャルドネです。

    0523%E2%91%A2.jpg

    シャルドネを、メルローにくっつけます!!!
    下がメルローの枝、上がシャルドネです。

    接合部分をパラフィルムで巻き

    0523%E2%91%A3.jpg

    固定!!!!!

    0523%E2%91%A4.jpg


    これで緑枝接ぎは完了です。
    ちなみに、パラフィルムを使用するのは、固定と、接着部の乾燥防止の為だそうです。

    私は、緑枝接ぎという作業を初めて知ったので、本当にこれで枝が接着するのか、ワクワクドキドキです。

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