色調は淡いイチゴ色で、グラスに注ぐと泡はそれほど強くはありません。香りは程よいイースト香とイチゴの香りを感じることができます。味わいはクリーンな印象でドライではありますが、微量に残糖があるため果実感を感じ、優しい酸味の、イチゴの様なフルーティーな味わいがある余韻には、ほのかな甘みを感じ、微発泡の刺激があり、温度が上がると、ワイン本来の果実味を強く感じることができます。2021ヴィンテージと比較すると炭酸ガス圧弱いことは今後の改良点ですが、これはボトルの中でクリーンな発酵をさせることに重点を置いたためです。

終始、爽快感を楽しめるワインなので夏場のBBQやから揚げ、餃子などビールとの相性の良い料理とともに楽しめます。また、韓国焼肉、焼き鳥、ウナギのかば焼きなど甘辛いタレを使用した料理との相性も良いです。

葡萄の新梢が成長する時期である4月にまとまった雨があり、葡萄の生育は良好でした。その後、6、7月の降水量は例年より少なかったため、病気の発生は少なかったですが、果粒は肥大しなかったので一房当たりの重量は少なかったです。そして8月は週のうち1、2日ゲリラ的な降水に見舞われましたたが、葡萄は概して病果は少なくかったです。しかし、果粒が小さいことが影響し、収穫量は予定より少ない状況でした。

葡萄は除梗破砕後、回転型の醸しタンクに移し、品温約10℃で約18時間の浸漬を行いました。浸漬後は直ちに搾汁を行い、翌日の朝に、澱引き、補糖を行い、酵母（ROSE）を添加し14日間の低温発酵を行いました。その後、ステンレスタンク内で酒石、タンパクの安定化を行ったワインに再度、約１％の補糖を行い、酵母（SPAEK）を添加してボトリングし、約1ヵ月間静置して瓶内2次発酵を行いました。発酵が終了したことを確認しましたが、今年については噴き出すこともなかったので、圧力調整のための抜栓をすることなくそのまままま出荷することとしました。

色調はサクランボのような濃いめの桜色。香りは程よいイースト香、イチゴや熟したプラム、チェリーの香りを感じられます。味わいはドライでクリーンな印象で優しい酸味があり、イチゴのフルーティーな味わいで、余韻にほのかな甘みを感じられる。炭酸ガスの刺激があるが、熟成期間が短いため泡の消失は早いです。しかし、微炭酸になるとワイン本来の果実味を強く感じることができます。ボトル内に澱が残存しているため、澱がワイン中に混ざってくると果皮由来の苦味が感じられます。

終始、爽快感を楽しめるワインなので夏場のBBQやから揚げ、餃子などビールとの相性の良い料理とともにお楽しみいただけます。また、韓国焼肉、焼き鳥、ウナギのかば焼きなど甘辛いタレを使用した料理との相性も良い1本です。

2021年の4月～5月は比較的安定し、6月の降水量も平年並みでしたが、7月、8月にはまとまった降雨があり、日照量も例年と比べ、少ない年となり、病果の発生リスクは高まりました。しかし、i-vinesにおいては独自の防除暦を毎年作成するため、大きな病害は見られず、葡萄は健全に生育し色付きもまずまずの状態で収穫することができました。

葡萄は除梗破砕後、回転型の醸しタンクに移し、品温約10℃で約18時間の浸漬を行いました。浸漬後は直ちに搾汁を行い、翌日の朝に、澱引き、補糖を行い、酵母（ROSE）を添加し14日間の低温発酵。その後ステンレスタンク内で酒石、タンパクの安定化を行ったワインに再度、約2％の補糖を行い、酵母（SPARK）を添加してボトリングし、約2週間静置して瓶内二次発酵を行いました。発酵が終了したことを確認した後に、ルミアージュによる澱の集積は行わないで、直立した状態でワインを8℃まで冷却し、開栓時のワインの噴出を防止するためにデゴルジュマンを行い、減少したワインの分だけ、同じワインの補填をしました。