素晴らしいエキゾチックな果実のアロマと穏やかなアルコールが見事に調和した輝きのある上質な白ワイン。
成熟した長く残るミネラル、酸味と糖度の絶妙なバランスから生まれる質感が高い楽しみをもたらします。驚くほど力強く豊満なエキスにあふれた世界で類のない白ワイン。

甲州独特な香りに満ちた清らかな味わい。マイルドなミネラルと上品で軽やかな酸味、長期低温発酵から生まれる豊富なエキスとエキゾチックな多様性に軽やかさが調和した他に類をみない甲州ワインを生み出しました。

2003年に植樹され2005年からワイン造りが行われているラインガウ甲州。2008年に増殖した畑を加えた0.7haの畑で慎重に手摘み収穫された葡萄を即座に選果し、空圧式プレスで注意深く圧縮された果汁を1,250リットルの低温醸造ステンレスタンクで40日間、15-16度の低温下で発酵させる。酵母は天然酵母を使用。

現当主フランク・ショーンレーバーは1993年にガイゼンハイム大学醸造学部を卒業後、ヘッセン州立ワイン醸造所を皮切りにカリフォルニアやスペインでワイン造りを学び、1995年、「全身全霊をこめる醸造家」として知られた父カールの元で修行を開始、2003年同家の12代目当主に就任しました。

同家はラインガウの銘醸地ミッテルハイムに10haの自社葡萄園を所有、年間平均80,000本の高品質なワインを出荷しています。自社葡萄畑の38％は特級畑に公認されており、収量の少ない古木より凝縮感のあるワインを生み出しています。

特筆すべきは、「甲州」種を栽培していること。同家では葡萄の品種に相応しい場所の選定、草生栽培の実施、害虫対策にはフェロモンカプセルの使用、環境に優しい最善の肥料の最小限の使用、除葉やグリーンハーベストの実施、すべて手作業の収穫等、徹底した畑の管理を実践しています。また、1999年にコンピューターにより温度管理を行う最新式のステンレスタンクを導入、醸造時に完璧な温度管理を実施できるようになりました。最高の葡萄と醸造技術が相まって、同家のワインは他のワイナリーのワインに比べてワンクラス上の質を誇ります。